横浜基礎研究所は、社会福祉法人ル・プリの付置研究機関として設置され、障害についての医学・教育学・産業の研究にとどまらず、人文科学・社会科学から哲学の諸域にまでそのすそ野を広げて研究し、人類の福祉に寄与しながらその生存と幸福とは何かについて考察することを目的とするものであります。
あわせて、精神医学を中心とした学術的スーパーバイズを行い、社会福祉法人ル・プリの職員研修センターとしての役割も担ってまいります。職員のナレッジレベルの向上と充実が、利用者の皆様が安心と信頼をもって楽しく生活を送ることに資するものと考えています。
紀要を頂点とする研究論文は、精神医学史・精神病理学を中心に、日本語版に英語・フランス語・ドイツ語版を加えて多言語化を進めています。草稿の段階から版を重ねて公開し、ResearchGate を通じて海外の研究者にも届けます。
社会福祉法人ル・プリの職員研修センターとして、知的発達症・自閉スペクトラム症の利用者と被虐待児者の支援に携わる施設職員のために、ICD-11 準拠の臨床マニュアルとレビュー誌を整備し、施設の現場を学術の側から支えます。
本研究所の公開する文書は、性格の異なるいくつかの系列からなります。読者のみなさまが目的にかなった入口を選べるよう、各系列に、想定する読者と文書の性格——専門的読者に向けた研究論文か、随時改訂される解説か、あるいは専門を離れた私的な考究か——を明記しています。なお、施設職員・精神保健衛生担当者のための臨床マニュアル類は「III. 職員研修」の項に掲げています。
その領域の専門的読者を想定した研究論文。草稿の段階から公開し、版表記(Editio・Revised・Draft)を進めながら改訂を続けています。引用の際は版表記と参照日を併記してください。
解説と記録の系列。学校教員・福祉関係職員をはじめ精神医療の周辺領域の方々のためのレビュー、講演の記録、そして古典的研究への文献案内——いずれも内容の鮮度を旨とし、随時改訂されます。
所長が精神医学の専門を離れて書き続けているものの系列。学術誌の体裁と査読を経ない、私的な考究と随筆です。覚え書きのうち十分に育った篇は、稿を改めて紀要に公開しています。
障害についての一学、一専門の研究にとどまらず、人文科学・社会科学から哲学の諸域にまでそのすそ野を広げて、人類の生存と幸福について考察すること——これが本研究所の初志であり、今もなお歩みの指標であります。
横浜国立大学時代の欧文および日本語ホームページを創設し、障害・教育・精神医学領域の研究成果の公開を開始した。本研究所ホームページの学術的前史をなすものである。
横浜国立大学名誉教授で精神保健指定医・精神科専門医の松石竹志が所長として赴任した。
横浜国立大学時代の欧文および日本語ホームページと、くるみ会を中心とした関連法人のページとリンクした。
従来のくるみ会・試行会・杜の会が統合され、社会福祉法人ル・プリとして新たな歩みを始めた。
「ICD-11に基づく神経発達症群と併存症の臨床マニュアル」を整備し、関連施設約千名の職員の研鑽に供する学習サイトを公開した。
紀要に新しく公開した論文、および大きく改訂した論文の最新 4 篇。草稿(Draft)の段階から公開しているため、引用の際は版表記と参照日を併記してください。
英語圏におけるフーコー『狂気の歴史』論争を六つの争点に整理し、フランス語圏の批判系譜を扱った別稿の姉妹篇とする。
ボンヘッファーの外因性反応型、シュナイダー『臨床精神病理学』の一章の全篇解題と新訳、ヴィークの通過症候群。
délire aigu と譫妄概念の成立を、ピネル・エスキロールからクレペリン教科書まで原典照合で整理する。
紀要論文の英語版。海外の読者のために、日本語の原論文を主題ごとに再構成して英語で公開しています。今後、フランス語・ドイツ語版を加え、ResearchGate にも収録していきます。
横浜国立大学時代までの研究のうち、海外の学術出版社の叢書・モノグラフに引用されているもの。原文と対訳は研究アーカイブに収めています。